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【決断】「断舎離」 日本人の暮らしの哲学

2016-03-22 人民網日本語版 人民网日文版


佐々木典士氏の以前の物でいっぱいだった部屋


 日本の商品はその質の高さや精巧な外観から各国観光客の大きな人気を集めている。日本を訪れた人の多くが、家電から衣類、各種化粧品、医薬品まで、それを使うか否かに関わりなく購入するため、そうした外国人は「日本の財布」になっていると冗談半分に言われることもある。


 そうした外国人とは対照的に、日本人自身は不要なものを断ち、必要最低限の生活用品だけを留めるという人が多く、必要最低限のもので最大限の幸福を手に入れるという理念で暮らしており、物への執着から離れるというスローガンを打ち出している。


 筆者の取材では、日本人も数十年前は今の中国のような「爆買い」の生活スタイルが流行り、冷蔵庫いっぱいに食材が詰まっていないと不安になるという人がいるように、多くのものに囲まれていないと安心できないという人は多くいたようだ。


 その後、日本は数回の経済危機に見舞われ、そうした生き方を反省する人が増えた。近藤麻理恵という名の若い女性が部屋を片付けることを通じて暮らしの環境と調和を整え、人生に福を呼び込むという「片付け術」を提唱すると、そうした発想は瞬く間に世間の注目をあびた。しかし、どれほど綺麗な部屋でも絶えず新しいものが入ってきては乱雑した暮らしに後戻りしてしまう。そこで現れたのが山下英子の「断舎離」と佐々木典士の「ミニマリスト(極簡主義・最小限主義)」であり、不要なものを断って部屋と暮らしの「負担」を減らすよう呼びかけられた。


「断舎離」を実践してシンプルな部屋に様変わりした


 「断舎離」では、不必要なものと完全に「縁を断つ」ことで、思考を鮮明かつシンプルにし、「必要最低限」のものだけを残すことが強調されている。例を挙げると、寝室はベッドと机だけ。書籍や衣類、生活用品といったものは寝室の中には入れないといったものだ。山下氏と佐々木氏は「ものを買わないあるいは買う量を減らす」など、ものへの欲求も最小範囲内に抑え、衝動買いの後から来る罪悪感や物の浪費を避けるよう呼びかけており、そうして暮らしの環境と人生をシンプルにしてこそ、他の有意義なことをする時間が生まれるとしている。


 筆者が日本の友人宅にお邪魔してみると、確かに部屋は清潔で広々とし、物寂しささえ感じることがある。そうした多くの日本人が、物質欲を抑えることで、後にそれを処分する煩わしさも減り、暮らしの意義ある時間も増えたと話している。



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